悪徳のSIが増加する理由
前回の記事でも申し上げましたがティーチングマンの値段が現在高騰しております。
経験7年ほどのティーチングマンを1か月間派遣すると250万円が儲かるので、 SIにとってもティーチングマンの派遣は非常に「おいしい」商売です。
さらに原価もゼロ円ですので、利益率100%になります。
この「おいしい」商売を手放したくないがゆえに、顧客から「ソフトなどで、工夫できないか?」と聞かれても、良いソフトの導入に前向きではないSIが多数存在します。
顧客のことを第一に考えないSIから別のSIに切り替えれば良いのでは、と思われるかもしれませんが、できないというのが現実です。
先ほどの例でも顧客の担当者が「導入したロボットシステムの中身を全部知っているのは、某SIだけなので今更他のSIにはお願いしづらい」との事でした。
まさにその通りで、ロボットのシステムは、ロボットとその周辺機器をただ繋げているわけでなく、顧客が望む作業をロボットが行うように、様々なセッティングやプログラミングを行う必要があります。
これを行うにはロボットや周辺機器の知識や、様々な経験で得たノウハウが必須なので、顧客はSIに任せるというのが殆どの現状です。
このセッティングを顧客自身が行う事もありますが、このノウハウを得るためにはかなりの工数を要します。
よって、一度ロボットシステムをお願いしたSIから別のSIに切り替える事は、大規模なシステムほど難しいのです。
圧倒的に優位なSIの立場が、このような悪徳SIが増加する大きな理由のひとつです。
次回に続きます・・
弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。