一品一様の製品をプラズマ切断

1社目は、一品一様の金属製品をロボットでプラズマ切断をして加工している事を発表されました。

通常、一品一様の加工は人が行うのに、なぜロボットかと言うと、理由は加工製品の『品質アップ』とのことです。

ロボットではなく人が金属の加工を行うと、どうしても加工する人の能力が品質に反映されてしまいます。
それにより、納品先からの「切断の質をもう少し均一にできないか?」とのクレームを受け、それに応えられないと信用問題になります。
さらに、検収NGになってしまうと、その材料費と加工費は会社の損失になり、積み重なると相当な損失になるとの事です。
よって、どうしてもロボットで加工を行いたかった、という訳です。

とはいえ通常は、一品一様の金属加工をロボットで行う会社を、見かける事はありません。
なぜなら、通常の方法でロボットのティーチングを行うと多くの工数がかかるので、ロボットを使わずに人が加工する方が比べられないほど早いからです。
その証拠に「一品一様の加工をロボットで出来るか?」と どのロボットメーカーの方に聞かれても、「100%不可能です!」と即答されてしまいます。

この会社も、一品一様のティーチング工数の問題があり、長年悩んでおられたそうです。
その間、様々なティーチングのソフトを試しましたが、工数削減が望めず、購入しませんでした。

また、この会社はプログラミングもできるので自作でソフトの作成を試みましたが、望む機能を持ったソフトは作れませんでした。
そのような中、富士ロボットのソフトに出会い、一気に状況が一変したとの事でした。

このお客様の発表は、誤差が殆ど許されない『切断』という用途、しかもロボットでの効率化が不可能と言われてきた『一品一様』での成功例なので、他社の方々も非常に勉強になったそうです。

また、弊社にとっても、ロボットに精通している会社が、他の様々なソフトを試された上で弊社ソフトを重宝していただいている事は、自信にもなりました。

 

次回に続きます・・

 

弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。