2つ目については、20年以上前から続いている、ハンドリングやスポット溶接のような『ティーチングの点数が少ない』『一度ティーチングを行えば、数年間使える』というロボット導入の案件は頭打ちになってきました。
その反面、今まで人で行ってきた加工作業をロボット化したい要望が急増しています。理由は、最近の『働き方改革』『技術者の高齢化』に対応しなくてはならない為です。
ロボットメーカーやSIerにとって、今後、売り上げを落とさない為には後者にもロボット設備を販売しなくてはなりません。
しかし、ティーチング問題がネックになります。それを、顧客に正直に話をしてしまうと、顧客から「そんなにティーチングに時間がかかるのであれば、発注はできない」と破談になってしまいます。
よって顧客に「ティーチングは安易にできます」とつい言ってしまい例が多いようです。
これを読まれた方は「顧客は検収しなければ良いのでは?」と思われるかもしれませんが、ロボットが納入された段階で喜んで検収してしまう顧客が殆どの為、ティーチング問題が発覚した時には手遅れいう事です。
次回に続きます・・
弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。