日本人の言い訳
この働き方改革の遅れに対して、日本人の言い訳は次の2つのパターンが多いです。
1つ目は「日本の熟練工のレベルは高いから、ロボットや加工機で真似ができない!」です。
確かに、日本人は器用で技術力は優秀です。しかし、海外も優秀な技術力を持っていることを忘れてはいけません。
技術力の高さを比べているとキリが無いのですが、最大の問題は、海外では『熟練の技術さえも自動化させようという挑戦心』を持っていますが、日本人はまったくその姿勢がない事です。
2つ目は「欧米の一部の企業に比べて遅れているだけ。そんなに遅れているわけではない!」です。
これも間違っています。先日もある日本の工場を中国人が訪れました。
その工場は新しいもの好きの社長さんの影響で、日本の中では加工機などで自動化が進んでいる工場です。
それでもその工場を見た中国人が「日本の工場は人だらけで、効率が悪いではないか。
今の中国ではこんな工場の環境は考えられない」と笑っていました。
私ももったくの同感です。「中国に比べたら、まだまだ日本は進んでいる」と思われがちですが、それは大きな慢心です。
もう自動化や生産効率に関しては、すでに追い越されているのです。
次回に続きます・・
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