Q.苦労されている点や弱点は?

顧客の要求とはまだ距離があるところは常に悩みの種です。
そのために、企画・開発・販売・管理のあらゆる面で改善を図っていく必要があります。

目を持った知能ロボットはメカ・電気・制御・情報処理・光学・数学・アルゴリズムなど広範囲の技術をカバーしており、全てを一社で担うことは不可能です。
他社との連携によって乗り越えようと考えております。

たとえば、YCAM3Dをアーク溶接に使おうとすると、オフラインティーチングソフトとの連携が不可欠であり、富士ロボットさんの「RobotWorks」が非常に魅力的です。
具体的には、RobotWorksにおいてソフトウェア上でまず対象物のCADモデルに対してアーク溶接の軌跡を定義します。

次は、YCAM3Dで対象物の実際の3次元形状を計測し、一つの座標系に統合し、全方位の3次元点群モデルを作成します。

更に、この3次元点群モデルとCADモデルとをマッチングすることで両者の座標系の変換を行います。

最後にCADモデルと実物の間に微妙な変形がある場合、3次元点群を処理することによりCADモデル上で定義された軌跡を実物に合わせて微修正もします。

これによって、①固定治具を不要とすることができる;②実物に合わせてアーク溶接の軌跡を微修正することができる、という2つの大きなメリットが得られます。

 

 

次回に続きます・・

 

弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。