補助金が無駄になった一例
先日も、金型の加工を行っているある中小企業から「補助金でロボットシステムを導入したが、依頼したSIerに問題があるので、助けてほしい」と依頼があり、その工場に駆けつけました。
そのロボットシステムはSIerから納入されて数週間以上経っているにもかかわらず、埃を被っていました。
(この企業の名前が分かってしまうので、あまり詳しく記載できませんが)このロボットシステムは、『今まで人が手で行っていた金型の加工をロボット化する』という名目で補助金が採択されました。
特に申請書で画期的と謳っていたのが、カメラがスキャンした金型のデータからSIerが提供したソフトでロボットを動かすプログラムが作られる事です。
しかし実際は、このソフトにはそのような機能は無く、既存のプログラムを補正する事しか出来ない事が発覚しました。
となると、この企業はプログラムを自分で作るしかありません。私が以前に記載した通り、加工のプログラムの作成は非常に困難な為、このロボットシステムが埃を被っていたのでした。
次回に続きます・・
弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。