なぜ補助金が無駄になったのか?
では、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?
1つ目の理由は、この企業が知り合いの大学の教授から紹介されたSIerを100%信じてしまった事です。
しかも、このSIerは日本に現在12社しかいない『SIer協会の幹事』の為、まったく疑わなかったそうです。
2つめの理由は、発注前にロボットでテストをまったく行っていなかった事です。
多くのロボット初心者の誤解は、特に日本人は「ロボットはとりあえず導入すれば何とかなる」です。
ロボットは他のマシニングセンターのような設備とは全く違います。汎用性が高い為、素人がコンサルタント無しで導入すると痛い目に合う事が多いです。
スポット溶接・ハンドリング等と違い、加工になると急に難易度が上がります。
したがって、必ず『自社のワーク』『本番に近い環境』でテストを行い、納得のいく結果をその目で確認をした後に発注をすべきでした。
次回に続きます・・
弊社に問い合わせて頂ければ、良いSIの紹介だけでなく
ロボットにまつわる様々な事の相談に乗らせて頂きます。