6千万円以上の設備が無駄に!

ではこの設備、いくらかかったかというと、6千万円以上です。
そして、私がこのSIerの見積りで特に気になったのが、前述したソフトの金額です。
6千万円の内2千万円がソフトの金額になっていました。私は疑問に思い、このソフトの見積りを(まったく同じ内容で)調査したところ、なんと8百万円でした。
つまり、国から補助金が出る事を見越して8百万円のソフトを2千万円にする『補助金あるある』です。
これで本当に生産効率を上がればまだ良いのですが、現場でまったく役に立たないと目も当てられません。

更にソフトだけでなくハードも同様で、ロボットの先端に取り付ける加工ヘッドも、実際の価値よりも明らかに高額でした。

お金の事より致命的なのが、このSIerが「我々のソフトで出来ます!」とハッキリ言った同じ口で(設備の納品後に)「我々のソフトではちょっと・・・」と言った事です。
しかも、責任を取るそぶりも見せなかったそうです。

 

次回に続きます・・

 

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